
ローバーミニのメンテナンスポイント
ローバーミニはメンテナンスの部分で非常に手がかかると思われがちですが、
実は最低限ポイントを押さえておけば、いつもグッドコンディション。
慣れないうちは大変に感じるかもしれませんが、これが習慣になればミニはいつも健康体で快適な走りを見せてくれます。
自分でもできることなので、もし最初は分からなければ、専門ショップに聞いてみれば大丈夫なので安心してくださいね。
しっかりとポイントとやり方をマスターしてみませんか。
ローバーミニはメンテナンスの部分で非常に手がかかると思われがちですが、
実は最低限ポイントを押さえておけば、いつもグッドコンディション。
慣れないうちは大変に感じるかもしれませんが、これが習慣になればミニはいつも健康体で快適な走りを見せてくれます。
自分でもできることなので、もし最初は分からなければ、専門ショップに聞いてみれば大丈夫なので安心してくださいね。
しっかりとポイントとやり方をマスターしてみませんか。
ローバーミニが好きな方はぜひ覚えておいて欲しいのがメンテナンス箇所です。
「何かトラブルがあった時に…」ではなく、ぜひ日頃からローバーミニに触れてその素晴らしさを実感してみてください。そうしている内に、手放せないとても愛着ある1台になってくれるはずです。
ミニのメンテナンスには押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
これまで専門店に任せっきりな方も、自分でメンテナンスされていた方もぜひ一度読んでみてくださいね。
ジャッキのポイントは前と後の4箇所に取付けてありますが、前の2箇所でリフトやジャッキンにより車体を持ち上げられており、ほとんどのフロアパネルが大きくへこんでいます。床の下から覗いて見て下さい。
ローバーミニの純正ジャッキはボディに悪く、使用状況により安全性も疑問なため、国産のパンタグラフ式を購入することをおすすめします。フロントジャッキアップのポイントはメーカー指定箇所を避け、左右テンションロッドのフレーム側ステーまたはサブフレームの下取付部にしましょう。専門店以外で作業を依頼する場合には必ず上記のことをお伝えください。リアはメーカー指定のポイントで大丈夫です。
1ヶ月に1度は【15】ラジエターキャップを開けてLLC(ロングライフクーラント)補充や水を入替えることをおすすめします。LLCは凍結と錆止めの役割をしています。水だけでは錆びてしまい、その粉がラジエターに詰まりオーバーヒートの原因にもなります。また、何もしないままでいると、中の水は錆で赤くなってしまうので注意が必要です。
1000ccのミニはプラグの接点が焼けていたり、突起物が出ていたら交換の合図です。
【6】ディストリビューターは裏をめくった時、4箇所のアルミの接点がすり減っていたり、焼けカス、ヒビが入っているなどの場合にはディストリビューターのキャップを交換しましょう。
道路事情にもよりますが、エアクリーナーは1万kmに1度、プラグのかぶりや不調の原因となる前に交換しましょう。
未舗装の道路をよく走る場合は、3,000~5,000kmでエアクリーナーを外し、埃や砂をエアで吹き飛ばし、1万kmになれば交換してください。
定期的にグリスを注入するのがベストです。
ミニは50年前の設計からほとんど変わらずに今まで乗り継がれているので、現在の車のようにメンテナンスフリーというわけにはいきません。グリスアップもその内の1つで、一般車とは異なり足回りのアッパーアームとハブとのボールジョイントなどが密封式になっていません。
そのため、雨天時の走行や洗車などの際、グリスが流れてしまうことがあります。
5,000kmに1度はフロントのアッパーアーム、ボールジョイント上下、左右で6箇所、リアは【7】【8】グリスアップ箇所左右2箇所をグリスアップしましょう。チェックのコツはフロントなら、1、2回ポンピングすれば根元からグリスが出てきます。リアのグリスはシャフトのセンター付け根に入っており、5、6回ポンピングしても空洞部分にグリスが流れますが、目に見えなくてもそれで大丈夫です。
チェックのポイントとしては、エンジンタイロッドブッシュ(ステディタイロッドブッシュ)はシリンダーのタペットカバーを前後に引っ張って確認します。エンジンがグラグラしている場合は、ブッシュが弱っている証拠です。
ブッシュのおすすめはウレタンブッシュで、テフロン製ブッシュやピロボールロッドはエンジンが固定されすぎ、ボディに負担がかかってしまうのでおすすめできません。
エンジンを止めた状態でファンベルトの背中部分を上から軽く押さえ、5mmほどたわむかを確認しましょう。たわみを確認できれば良好です。反対に、ベルトからきしみ音がする場合には調整が必要です。
Vベルトの内側に見える谷の部分のヒビがあれば交換してください。
ドアの内側は水が溜まりやすく、そのままにしておくとすぐに錆びてしまいます。
晴天の日にはドアを全開にして、中に溜まっている水気を乾かしてください。また、フロアマットを日干ししたりなど、車内の湿気を取り除き、カビを防ぎましょう。
オーバーヒート対策として水を満タンに入れたペットボトル、50~60アンペアのブースターケーブル、牽引ロープは必須アイテムです。また、緊急時にはミニ専門店以外でも対応できるよう、ヒューズ、プラグ、ポイントディストリビューターキャップ、ローター、コンデンサー、ファンベルトを備えていれば安心です。ペンチやスパナなど119種類の車載工具セットもあればより万全です。また、日本車用の工具をお使いの方は、ミリサイズ・インチサイズの違いもあり併用でる場合とそうでない場合があるのでご注意ください。